4.デスビの改造
2000ccエンジンのデスビは固定進角ではなく回転数によって進角するように出来ています。
今回MSDのタイミングコントローラ(簡単に言うと進角を機械的に可変制御できる装置)を取り付ける関係でノーマルの機構を殺す作業を行っていきます。
1.まずデスビキャップを外し、ポイントの付いているパーツを外します(マイナス2本で取れます)
2. デスビが回転すると、中心の黒い部分が回転しその外のパーツを押し広げ進角を制御する仕組みです。スプリングの強さを変えれば進角の制御を変えたり出来る仕組みです。(それに見合うスプリングを探すのが大変ですが・・・)
3.今回はこのはねみたいなパーツが動かないように細工していきます。 パーツが広がらないようにするにはネジ等で固定するのが簡単で手っ取り早そうなのでそのように加工します。
簡単にドリルで穴(約φ2.5mm)を開けてボルトナットで固定します。
4. あとは元のようにポイントをつけ、キャップと取り付けたら終了です。
作業前後にタイミングライト等で進角しているか否かを確認して作業終了です。
この作業によってある程度動きが制御できますが、デスビの構造上若干の遊び部分があって動きがあるため、今後これを改善していけたらと考えております。
5. この作業終了後、タイミングコントローラーのセッティングに移ります。